
2017年4月後半あたりから価格が急上昇中の仮想通貨DASH(ダッシュ)に注目しました。最初に時価総額をみてみましょう。下図は、coinmarketcap.comからの引用です。

時価総額は$689,316,047(日本円で768億円)で、仮想通貨全体の5位に位置しています。3位のRipple(リップル)と比べると1/3程度の時価総額ですが、4位のLitecoin(ライトコイン)に迫る勢いです。
DASHのチャート確認
2014年7月に公開されてから2017年4月30日までのDASH/USDチャートです。(引用元:coinmarketcap.com)
2017年2月中頃から価格が急上昇しています。

上昇率で行くと、
- 2017年2月11日:$17.07
- 2017年3月19日:$109.82
1ヶ月間で、6.4倍=540%の上昇率です!
ここ1週間のチャートも確認してみましょう。

階段式に上昇してます。
現在の価格は$100の手前で平衡状態ですが、再び階段式に上昇することに期待したいところです。
とりあえず、1DASHのみ購入しました。

DASHは、coincheckにて日本円で購入可能です。
- CoincheckのURL:https://coincheck.jp/
DASHの特徴
匿名性
DASHは、「匿名性暗号通貨」とも呼ばれています。
「PrivateSend」というトランザクション(取扱処理)を採用することで、送金者のプライバーシーを守るというような説明がされています。
PrivateSendプロセスは、送金リクエストがあると「0.01DASH」「0.1DASH」「1DASH」「10DASH」に分割されます。これを「標準金額」に分割するといいます。
そして、リクエストされた複数の送金依頼は、ネットワーク上の「マスターノード」に一旦プールされます。これを「mixing session」(ミキシングセッション)といいます。
個人を特定できる情報はマスターノードに送信されませんので、依頼者が誰であるか識別できません。このマスターノードにプールされたDASHを、標準金額単位で送金することにより、送金者のプライバーシーが守られるということです。
標準金額単位で送金するということは、数度に分けて送金されるということになりますが、この作業を「ラウンド」と呼びます。この各ラウンドによって、資金がどこから生じたのかを指数関数的に特定することが難しくなるようです。
ちょっと難しいですが、大体合っていると思います^^;。
PrivateSendの例
以下のような送金リクエストがあったとします。
- A→B(1.3DASH)
- C→D(2.02DASH)
最初に各送金依頼が標準金額に分割されます。
1.3DASH→(1.0,0.1,0.1,0.1)
2.02DASH→(1.0,1.0,0.01,0.01)
すると、マスターノードには、合計で3.32DASHがプール(ミキシングセッション)されます。
そして、Bさんは
1.0,0.1,0.1,0.1(合計1.3DASH)
Dさんは
1.0,1.0,0.01,0.01(合計2.02DASH)
というように、複数回に分けられた送金によって、総額を受け取ることになります。
なぜこのような複雑なことを考えたかは分かりませんが、送金の追跡が難しくなるということを利用して、犯罪によって得られた資金を洗浄する事(マネーロンダリング)に利用されるかもしれないという懸念もあるようです。